株価と為替が大幅に動いている。海外に生活していると為替には敏感になりがちだが、ポンドが170円台になったのは驚いた。つい半月ほど前は200円前後だったはずなのに。金融機関にお勤めの方は大変だろう。
ところで、一昨日英国ロイヤルバレエのSwan Lakeを見に行った。主演はCarlos AcostaとMarianela Nunez. あまり予備知識なしで観たのだが、どうやら観客の皆様の目当てはCarlos Acostaだったようだ。バレエダンサーにしては珍しく黒人(?キューバ人)の彼は、たしかに跳躍力はすごく、体も大きいこともあって迫力の舞台だった。彼が出るたびに拍手喝采だったのもうなずけるような、華のあるダンサーだったが、一緒に行った友人が「手が美しくない」との指摘。そう言われてみると、たしかに手の動きがぎこちなく、なんだか運動選手のよう。体育会系なダンサーだと感じた。
ロイヤルバレエはコールドが美しくて好きなのだが、一昨日もさすがの出来だった。なお、2幕、3幕に子供のダンサーが出ていたのは面白い演出だと思った。しかも、なぜか子供だけ顔を白塗り。なんでだろう。しかし、子供たちもさすがに上手だった。Royal Ballet Schoolの優等生たちなんだろうな。
一昨日の公演は、思い立ったのが先週末で、まずチケットなど取れないだろうと思っていたら、なんとOrchestra Stallsの最前列が空いていて、かなり予算オーバーだったのだが思い切って購入した。Royal Opera Houseでは何度もオペラとバレエを観ているが、実はOrchestra Stallsで観るのは初めてだった。だって高いし。ちなみに、公演当日は超満員。たまたまキャンセルが出た瞬間をネットで見つけたのだろう。ラッキーだったと思う。
ちなみに、最前列はダンサーの足がやや切れてしまい、本気でダンスを観たいときにはおすすめではない。また、あまりに近すぎてコールドのダンサーがソロに見えてしまうという難点もある。ただし、ダンサーの表情ははっきり見えるし、なんと言ってもオーケストラが目前にいて面白かった。オケのみなさんは非常にリラックスしており、何かの雑誌の切り抜きを公演直前まで回し読みをしたり、膝にケースを置いたままで音あわせをしたり。第一バイオリンの目の前にいた方とハープの方が美人だったな。ちなみに、一昨日の公演はオケが非常に上手く、音楽としても楽しめた。やっぱりRoyalは良い。機会があったら、また行きたい。
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