Friday, August 21, 2009

Proms

昨日は多忙なのに、なんとか時間を作ってPromsに行って来た。出し物は、なんだかよく分からない現代曲、ラフマニノフのパガニーニ狂詩曲(正式名称忘れた)、そしてショスタコービッチの交響曲11番?「1905」。演奏はBBC交響楽団で、指揮者、ピアニストは知らない人だった。

そもそも、ラフマニノフが聞ければ良いと思って予約したのだが、肝心のラフマニノフはぐいぐいパワーで速引きをするタイプのピアニストだったのと、オーケストラもなんだかあまり叙情的に演奏してくれず、いまいちだった。が、ショスタコービッチがよかった。あの陰鬱な雰囲気を見事なまでの集中力で演じきった。すごかったな。弦もきれいだったし、ティンパニや打楽器が上手だった。

ちなみに、ショスタコービッチは全曲を聴いたのも始めてだったし、ましてや生で見たのも始めてだったが、終わり方が可笑しかった。というのが、最後に鐘の音で終わるのだが、終わりに近づくにつれ、なぜか鐘の周りに演奏を終えた団員が一人、二人と寄って来た。しかもなぜか耳を塞いで。なんだろうと思ったら、最後の数小節で鐘4つを乱打し、最後はそれをぴたっと止めて終わる曲のようで、最後に鐘の響きを止めるために、我が身を呈して?鐘に覆いかぶさるための人たちだった。ということで、最後は4個の鐘にしがみつくおっさん3人(笑)。私の席の斜め後ろの女性は大笑いしてたし。。。ははは。

さて、おそらくはこれがロンドンでの最後のコンサートだったと思う。もう一度行けるかもしれないが、たぶん厳しいだろうなあ。promsには最後に行きたかったので、行けてよかった。

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