Sunday, December 12, 2010

石摘花(銀座三越12階)

先週、外人さんたちを連れて、新装した銀座三越別館?の12階の石楠花(しゃくなげ)を訪問。あ、正確には同席された某大学の某教授がご存じだったので、私も連れられて行った感じだった。

ちなみに、このお店は京都の料亭旅館「美山荘」の関係とか。あまり良く知らなかったのだが、かなり有名とのこと。

我々が当日いただいたのは、つつじという名前のコース。おそらく1万円のコースだったと思うが、お酒を少々いただいて、4人で5万円だった。もちろん自腹。こんなのは研究費で払えません笑。

お料理はまさにフルコース。突き出しから八寸、焼き物、煮物など、最後のデザート2品まで全部で12皿ぐらい出てきたと思う。お味はなかなか良かったが、とにかく量が多すぎ。あと、まじめに作りましたという意気込みは見えたが、きらりと光るものがやや少なかったな。一番うなったのはマグロ赤身のお刺身。美味しかったー。

ちなみに、ご飯は魚沼産のコシヒカリをお釜で炊いたものだったが、たしか農家の方のお名前がメニューに記されていたと思う。代官山「米花」や恵比寿「心米」など、ブランド米を売りにするお店が最近流行っているのかな。そんな力を入れたお米だったが、なんせお腹いっぱいだったので、あまり味わう余裕がなかった。さらに、ふうふう言いながらようやく食べ終わったと思ったら、ご飯のおかわりいかがでしょう、と言われた。ありがたいお言葉ですが、あれだけの量をいただいて、さらにおかわりできる人ってそんなにいないと思います笑。

こちらのお店は調理場がオープンキッチンになっているので、きびきびと働く職人さんたちを見るのも楽しかったし、ご飯はお釜で炊かれているのも見えた。ビルもお店も新しく、気持ちのよい空間だったし、夜景もなかなか。ただし、すぐ近くのビルにかなり強烈な顔写真の広告がどどーんとあり、ずっとその看板を見続けるはめになってしまった。残念。

なお、外人さんも一緒だったので、いろいろ出てくる料理を一つずつ英訳しつつ、説明しつつだったのでなかなか面白い体験だった。これまでも何度も和食を英訳したことはあるが、本格的な懐石料理を通訳しつつ食べたのは初めてだったので、iPhoneに入れてあった英辞郎をフル活用。

そうそう、お料理の中にフグが出たのだが、当然毒のあるフグなぞを食べたことは外人さんたちにはなく、私のボキャブラリーにもフグはなかったので調べたのだが、Balloon fishでは通じず、blowfishでも首を傾げられ、puffer fishでようやく通じた。ご家族にpuffer fishを食べたと自慢しないと、だそうな笑。

最近和食づいているが、そのなかでもぴか一に高級なお店だった。再訪したいかどうかは微妙。美味しいのだが印象に残りにくい感じだった。上にも書いたが、もう少しきらりと光るものが欲しかったなー。ま、贅沢な注文かもしれないな。

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