Monday, March 14, 2011

企業の危機管理

週末以来、原発の状況と都内の停電について、東京電力の対応が酷いと話題になっている。たしかに、酷い。

情報発信の遅さと不正確さで、何か重要なことを隠蔽しているのではと勘ぐってしまう。発表を行う人も、明らかにおどおどしているように見えるし、高圧的な態度を取る人もいる。これは明らかに東京電力の危機管理能力の低さを物語っているのではなかろうか。こういったときこそ一枚板の対応が必要なんだが、優秀な人材がいないんだろうな。典型的な大企業病を目の当たりにしている気分だ。

それにしても、50kHzと60kHzの違いは本当になんとかすべきではないか。今回のような大惨事はそうそう起こるものではないが、それでも全国からの電力供給をしたくてもこの違いに阻まれて出来ないのは、そもそも変。早急になんとかすべきと思われる。ま、なんとか出来るものかどうかも良くわからないので、専門家から見ると何言ってんだかと笑われる可能性もあるが。

そうそう、報道に関してもう一つ。変なレポート風のナレーションも気になる。「。。。。だ。。。。だという。」というどちらかというと文語を使うナレーションも流行っている様子。やはり民放が多い印象だが、NHKでもあったように思う。「。。。でした。。。。とのことです」といった正しい日本語を使ってほしい。

ちなみに、学生さんのレポートを読んでいて、「。。。だという」という表現を頻繁に見て、なんでこんな変な表現を使うのか不思議だったのだが、テレビニュースの影響なのかもしれない。まさにテレビの悪影響。

私はBBCニュースを見て正しい英語を勉強したが、この状態ではニュースを見ると正しい日本語は学べないばかりか、変な日本語が蔓延してしまう気がする。これで良いのか???

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