Tuesday, September 27, 2011

愚行再び

昨日から都内に。昨日の代官山は大混雑。連休最終日で晴天だったからか、人、人、人。キルフェボンの前を通ったが、屋外にまで2階のカフェ待ちの列ができていたのは初めて見た。あの上はそんな並ぶほど良いところではないんだが。あと、結婚式の帰りらしき人たちもいっぱい。お日柄が良かったのだろう。

今日は一転、寒く雨が降っていた。そんななか、両親と恵比寿の「食彩かどた」の焼き魚ランチを。銀むつ、非常に美味でした。相変わらずコストパフォーマンスが高い。ちなみに、11時半の開店すぐに行ったら待たずに座れた。もっとも、食事を終えて帰るまで行列は出来ていなかったので、あの天気で連休明けの月曜日、人自体が少なかったのかもしれない。

ところで、以下のニュースが。

枝野幸男経済産業相は26日午後の衆院予算委員会で、福島第1原子力発電所事故を巡り東京電力が作成した損害賠償の請求書類に関して「合意書・示談書の中に『一切の異議・追加の請求を申し立てない』という文言があり、それに署名をさせようとしている、署名をさせているとの情報が入った」ことを明らかにした。

あまりに酷いな、東電。企業倫理とは何か、考えさせられる報道だ。基盤産業でなければとっくに不買運動が起こっているべき姿勢。賠償金の支払いに税金投入されているにも関わらず、役員報酬はいまだ継続され、社員にはボーナスが支給されているのもあまりにおかしいが、さらにこんな書類に署名させようとするのは、ヒトとしてもどうかな。心が痛まないんだろうか。

ま、とはいえ、賠償を受ける方々のなかには、東電や原発の恩恵を被っていた方々も多いはず。これまでに享受していたメリットを考えると、これ以上は受ける必要は無いのかもしれないが、それを東電から提示するのは明らかに間違っている。さらに、この原発の人災で被害を被っている/これから被るであろう我々一般国民への賠償はどうするんだろう。世界で最悪の放射能汚染を引き起こし、それを隠蔽しようとした責任はどうとるんだろう。この報道からは、そういった責任に背を向けて保身に走っている姿がはっきりと分かる。これで良いのか!

なお、非常に興味深いのが、原発事故当初にメディアに引っ張りだこで原発は安全ですと言っていた研究者達はいまどうしているのか。東工大の助教や東大の教授もいたなあ。あと放射能の安全性?を強く説いていた長崎大の某教授も。彼らは国や東電から研究費をもらっているのかもしれないが、専門家としての発言の重さを認識すべきだと思う。

いま、福島で大規模なコホート研究がスタートしようとしている。もちろん、放射能汚染の健康被害に関するコホートで巨額の税金が投入される。でもね、これが実施されるということは、健康被害があることを想定してコホートを作っているということなので、放射能汚染の超大規模な人体実験のスタートと言えるのかもしれない。たしかに出来事を正確に把握し、今後の放射能汚染対策に有効利用すべきだとは思う。でも、その前にすべきことがあるのでは?

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