Saturday, February 7, 2009

地方訪問

帰国してから、かなり生産的な1週間を過ごしている。今回の帰国の目的は地方を含め様々な場所でのヒアリングなのだが、この1週間で地方都市3箇所を回った。地方に行かなかった日(火曜、金曜)も都内で様々な予定をこなした。相当気合いを入れて回ってきたのでかなり疲れたが、楽しかったな。ということで、地方訪問のおさらい。

最初は新潟。新潟では知人O先生やらM先生に大変お世話になり、アポイント先の紹介から夕食、さらにお土産の選別などお世話になりっぱなしだった。どうも有り難うございました。おかげさまで、美味しい新潟のご飯とお酒を堪能し、いまは実家で新潟の美味しい漬け物(赤かぶの漬け物が美味!)と和菓子を堪能中。新潟は初上陸だったが、思ったよりも寒くなく、ここちよい涼しさが印象的な町だった。そうそう、新潟に行く新幹線で越後湯沢の直前のトンネルを抜けると、一面の雪景色だったのは圧巻だった。仕事をしていた手を思わず休め、しばし車窓の風景を眺めていた。奇麗だったな。

次に和歌山。関空からバスで和歌山入りしたのだが、本当に便利だった。タクシーの運転手さんが言っていたが、関空ができるまではかなり不便だったらしいが、いまは関空からバスで30〜40分なので、便利になったそうな。ちなみに、和歌山も初上陸だと思っていたのだが、かつてつき合っていた彼女と高野山に行ったことを懐かしく思い出した。実に良い時代だったな。なお、和歌山ラーメン(中華そば)が有名とのことで、JR和歌山駅近くの某有名中華そば屋に行ってみたが、味が濃い割にはパンチが無く(単にしょっぱい)、麺もぶよぶよしていて、私の口には全く合わなかった。あれで美味しいのかなあ。疑問だ。なお、駅の土産物屋で試食した紀州の梅はさすがに美味しかったので、一番小さな包みを購入した。

次に島根県松江市。こちらも初めてだと思っていたのだが、両親と話していて、大昔に(小学生時代?)大山と出雲大社に行ったことがあると判明。いずれにせよ、松江市は初めてだった。松江は蕎麦と魚、和菓子がおいしいと聞いていたので期待して行った。まず魚は美味。駅近くの寿司屋(赤べこって名前だったと思う)の上握りセット1500円をいただいたが、地魚が大変美味しかった。。。が、握りとしては田舎のお寿司。シャリとのバランスが悪くダメだった。あと、しじみ汁もいただいたが、しじみの味があまりせず、ちょっと期待はずれだった。もう少し貝らしい味が欲しかったなあ。しじみは大きくて美味しかったが。蕎麦は駅横のデパートの上の出雲蕎麦の専門店に行ってみたが、そば粉の割合が多くコシが強くて大変満足。このおいしい蕎麦だが、三段重ねの。。。名前忘れたが、とにかく三段に分かれた器に盛られたのを食べてみたが、そばつゆが濃すぎた。もう少し塩控えめのそばつゆだったらもっと良かったのに。あと、なぜかワサビがなかったので、ちょっとパンチに欠けた印象あり。とはいえ、蕎麦自体はとても美味しかったので、生そばを購入した。和菓子はふつー。特に感銘は受けず。

ということで、今回の旅の目的は食べ歩きではなく、リサーチのためのデータ収集だったのだが、せっかくなので限られた予算と時間でその土地の味を少しばかり楽しんできた。あとは月曜の山形だ。やっぱし蕎麦かな。

なお、今回は初めて訪れる町ばかりだったので、行ったことの無い土地ならではの印象(特に町並みからの印象)が得られるかと思ったが、残念ながら特に際立った印象はどこからも得られなかった。まあ、観光名所を回った訳ではなく、淡々とヒアリング先と駅や空港との往復をしただけなのでしょうがないかもしれないが、おそらく日本全国どこに行っても、ほぼ同じような町並みが見られるのだろうと思う。。。あ、以前2度ほど長崎を訪れたことがあったが、山肌にぐちゃっと家がひしめき合っている様は非常に印象的だった。今回訪れた各都市では、残念ながらそういった印象は持たなかった。

ちなみに、どの町でも、町中には20階建て以上はあろうかという高層マンションがところどころに建っているのが私には印象的だった。東京では40階建て以上はあろうかという高層マンションがにょきにょき建っているが、地方都市でも同じなんだな。個人的には、あまり好きではないなあ。あと、山間部を電車やバスで走る機会もあったが、山間部の家々は瓦葺きが多く、シャチホコのようなものが乗った立派な屋根の家が多く見られたのが印象的だった。そういった家々が田んぼや畑の間に点在している様は、日本の原風景なんだろうなと思いながら眺めていた。東京も昔はそういった風景があったのだろうか。

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