先週日曜に、家族と実家近くのCanoviano代官山にてランチ。こちらは実家に帰る度に前を通っているので気になっていたのだが、一度も行ったことが無かった。で、今回初訪問。
半地下のお店は意外に狭いなという印象で、中央にキッチンがありガラス越しに中の様子が見えるようになっていた。おそらくはシェフと思われる方の姿も。ランチはコースのみで、土日はメインも入ったフルコース3500円のみとなっているらしい。しかも、料理のチョイスは基本的に無く、食べられないものがある場合に対応していただけるのみ。日曜のランチは、生ハムとモッツアレラ、トマトのサラダが前菜で、パスタはイカと京野菜、メインは豚肉だった。
正直な感想を一言で言うと。。。バランスが悪い、かな。
前菜、パスタ、豚肉とも非常に上品。素材を大切にしていると言うシェフのご方針らしく、野菜や肉などこだわっている様子。それはそれで良いのだが、あまりに淡白で面白くない。どのお皿も、もう少し塩こしょうやオリーブオイルなどを加えたくなる。ちなみに、私はかなり薄味好みだが、その私にとっても薄すぎ。その結果、料理全体にパンチとか感動とかも薄くなってしまい、この料理だったら家でできそうっていうものばかりだった。
それに対して、デザートは非常に濃厚な味で、それまでの料理の印象をすべて打ち消してしまうほど。こちらも単体ではまあ美味しいのだが、コース料理としてのバランスをぶち壊してしまうので、問題ありだと思う。あと単体でも美味しいのだが、スペシャルではないので、がつんと甘く強い味のケーキっていう印象のみ。
ちなみに、量はどれも少なく、メインを食べてもそれほどお腹いっぱいにならなかった。サービスはまあ普通。そんなに良くもなく悪くもなく。ワインもふつー。
ということで、あまり感銘を受けなかったレストランだった。なお、Canovianoは一時期拡大路線をとっており、実家の近くに結婚式場のようなレストランをオープンしていたのだが、それは潰れてしまったようでいまは廃墟のようになっている。今回訪問した代官山店が本店だと思うが、ここはまあお客さんも入っていたので大丈夫なんだろうと思う。
いずれにせよ、もっとwowとうならせるような料理を出して欲しい。BBC2のMaster Chefで審査員の二人が必ず言うことなのでその受け売りだが、今回食べたお皿で私がうなるようなものは全くなかった。
ということで、次回訪問はとりあえず無いと思う。ま、家族と贅沢なランチの時間を楽しむことが出来たので、その点では感謝。
なお、これではちょっと満足できなかったので、帰りにキルフェボンでケーキを買って帰ってしまった。相変わらず美味。ようやく満足した。もしや、外国暮らしで胃が大きくなったのかと思ったが、同行した家族もキルフェボンのケーキを小分けして食べていたので、同じ印象だったと思う。
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