無事到着

昨日、晴天のロンドンに戻ってきた。

今回は実家近くの渋谷からリムジンバスで成田に向かったが、途中東京の高層ビル群を堪能した。今回は地方のみならず都内でも駆けずり回ったのだが、丸の内や新宿は見覚えの無い街かと思うぐらい変貌を遂げており、まさにお上りさん状態できょろきょろ。実家の窓からも、中目黒と池尻大橋の高層マンションがにょきにょきと立ち上がっている様を見た。東京の変化のスピードは相変わらずだと実感。しかし、昨今の経済情勢でこの高層ビル建築ラッシュは大丈夫なんだろうかとあらぬ心配をしてしまう。ちなみに、あのような高層マンションは個人的には好きではない。マンションは嫌いではないが、歩いて上り下りできる高さが一番だと思う。

成田からのフライトは順調。13日の金曜日発だからか案外空いており、4人がけの私の隣は誰もいなかった。もっとも、途中で自席のモニターの調子が悪かったのか、機内乗務員の案内で若い白人のおにいちゃんが来てしばらく座っていたが。ちなみに、その彼はロンドン到着直前の軽食まで食べて後ろの方に戻って行ったが、彼が立ち去った後の席の足下には、彼が読んだ新聞、毛布などが散乱。汚ねえなあ。言葉は悪いが、育ちの悪さがこんなところに出るんだろうな。

BAの機内食は相変わらず不味かった。ま、しょうがない。映画もいまいち。チョイスは多いのだが、見たい映画がほとんどなかった。その中で唯一観たのが「A Bunch of Amateurs」だったが、これはなかなか面白かった。ただし、父娘の感動物語に無理矢理してしまおうといった意向が見え見えで、その点はちょっといまいちだったが、面白い設定と配役で楽しかった。

ロンドンに着いてDot2Dotのバスで自宅に向かう途中、オフィスビルの空きが目立った。英国の不況は深刻だと改めて実感。我が家の周りでも、駅に向かう途中のワインショップが閉店し、South Kensington駅近くの郵便局裏のレンジローバー屋（車屋）も無くなっていた。あぁ、どちらも昔からあったお店だったのに。

いずれにせよ、久々の我が家は良いな。しかし、大量の食料品が台所に溢れている。早く食べないと。