Wednesday, February 25, 2009

分かりにくい話

昨日は、大きな大きなインタビューを終えた。インタビューと言っても就職面接ではなく、研究のためのインタビュー。前にも書いたと思うが、とある分野で英国で一番偉い人に1時間もお時間をいただいてお話ししていただいた。また、その部下の方(こちらも超偉い人)にも続いて1時間半もお時間をいただいた。

どちらの方も、さすがにその分野の権威だけに、知識の豊富さはもちろんのこと、こちらのニーズをぴぴっと察してお話ししてくれるあたりはさすが。本当に舌を巻いた。また、お忙しいはずなのに、私の些細な追加リクエストに親身になって対応していただいたり、私の研究への助言まで頂戴した。あぁ、充実した2時間半だった。

ところで、一番偉い人は話も英語も非常に分かり易く、内容を100%完璧に理解し、有意義なディスカッションまで出来た。そこである程度自信をつけてその部下の方へのインタビューに臨んだのだが、話がどうも分かりにくくて困った。いろいろ親身になって説明してくれ、私がよくわからない表情をしていたら、私のノートを取り上げて図示してくれるなど、本当に頑張って話していただいたのだが、どうも分かりにくかった。もちろん、内容が非常に複雑で分かりにくいものだったこともあるのだが、おそらくは彼女の表現が難しかったのだと思う。典型的なQueen's Englishをお話しになると言う点では両者とも一緒だったが、彼女はより比喩的な複雑な表現を使っていたようにも思う。違うかなー。

なお、日本語でも非常に複雑な表現を好んで使う人もいるので、その人の文章の組み立て方や好みなんだと思うが、個人的には簡潔明瞭が一番だと思う。ましてや、外人と話す場合は、話すスピードもさることながら、その表現もなるべくプレーンにすべきだと、昨日のインタビューを終えて感じた。

もっとも、私の英語力がもっと上がれば良いだけだとも分かっている。頑張らねば。

No comments:

Post a Comment