ロンドンより

ロンドン出張は順調。昨日は最も大きなミーティングが無事終わった。なかなか有意義なミーティングだったが、同席された方が真面目すぎてちょっと疲れた。やっぱりノリって大切だと思うんだけど、そんなのを意に介さない方だったので、なんか気を使う羽目になってしまった。ううむ。

こちらに来て以来、M&Sを久々に愛用。あぁ、やっぱりオレンジジュースもクリスプスもクレメンタインもクッキーもCOXもおいしい。あと、ローストビーフのサンドイッチは相変わらず絶品。いいなあ。

今回はアパートメントホテルにステイしているが、非常に快適。何と言っても、洗濯機がついていて汚れ物をすぐに洗えるのが素晴らしい。普通のホテルだと手でごしごし洗ってべちゃべちゃで干すしか無いのだが、洗濯機だとしっかり洗剤を使って洗えるし、今回は乾燥機もついているので、さらに楽ちん。あと、好きなときにコーヒーを入れ、食料品を買い込んで冷蔵・冷凍するスペースも充分。やっぱりこれだよなと思う。このあとの米国出張は普通のホテルなので、さぞ不便だろうなといまから想像できてしまうな。

あと、毎朝見るBBCニュースのクオリティの高さにも安心した。日本に帰って以来あまりテレビは見ていないが、たまに目にするNHKニュースの子供っぽさにはうんざりしている。キャスターが意味も無くうろうろしたり、意味も無く変なキャラクターを出して来たり、意味も無く模型や変な絵を使ってみたり。そんなことよりも、もっと本質の報道をしてほしい。BBCってやっぱり凄いな。

NHKニュースで、というか日本のニュースで大嫌いなのが、きちんとした文章をしゃべらないこと。「◯◯によれば、××と報告されている」という普通の文章を、最近のニュースは、「◯◯によれば、」でなぜか止めてしまい、映像が切り替わるという演出が流行っているようだ。しかし、しっかり結論を言うべきで、それが報道でありニュースだと思う。いつからこんな間違った日本語を平気で使うようになったんだろう。

この間違った文章の作り方が、明らかに子供達にまで浸透しており、先日学生さんの作った発表スライドを添削したのだが、そこでも「◯◯によれば、」を多用している子が何人もいた。それが普通のプレゼンのやり方だと思ってしまっているのは、率直に不幸だと思う。言葉を仕事にしている人たちは、それなりの責任があることを自覚して欲しい。ただ面白いから、ただ目を引くからだけでは、ダメだと思う。

さて、仕事にでかけよう。今日は仕事としては最後。明日は久々のロンドンの休日。テートにピカソ展を観に行こうかと計画中。