優秀な学生さんたち

先日、海外からの留学生さんたちに2時間ほど講義をした。もちろん英語で。

いやー、優秀優秀。最初はlecture方式だったのだが、途中でどんどんdiscussion方式に変更した。いちおうケースも用意していたのだが、役に立った。というか、最初からケースをすれば良かったとちと後悔。

この感覚は久しく忘れていた。ロンドン以来だな。日本の学生さんたちは優秀なのかもしれないが、授業へのcontributionが少なく、ようは聞きっぱなし。その場で考えて議論するという訓練がなされていないので難しいのはわかるんだが、教える方としてはつまらないんだよなー。その点、途上国からの学生さんが多かったのだが、皆さんしっかり議論ができる人たちだったので、楽しい時間を過ごすことができた。

今週からは日本の学生さん相手の講義も始まる。マイクを使って100人程度の学生さんにする講義も悪くはないのだが、しゃべっているほうも飽きてくる笑。やっぱりインタラクティブなほうが疲れるけど楽しいんだよなー。日本で教員をするとこの楽しみがないのが非常に残念。

あと、学生さんたちの知識量も全く違ったのも、講義をしていて感じたことだ。今回の海外の学生さんたちは修士課程の学生さんと同等だが、私がお相手をしている日本人の修士課程の学生さんと同じテーマでディスカッションをしても、あそこまで面白い議論はできないと思う。それは訓練以前の知識量の違いだと思う。全体としてレベルが違うんだろうなと思いつつ、どうしようもできないのがもどかしい。はあ。

ところで、桜が満開でキレイ。春だなあ。

ちなみに、両親はいまハワイ。ハワイには全く興味がないと明言した父親も楽しんでくれただろうか。なお、今回のハワイ訪問は私の余ったマイルを、ご結婚50周年（金婚式？）に合わせてプレゼント。さすがに70歳代後半になり、体力的に長時間の移動を伴う海外旅行は厳しくなったようだが、ビーチリゾートでのんびり楽しんでくれたら良いと思う。明日のご帰還が楽しみだ。