Thursday, July 5, 2012

一般社団法人設立の手順

一般社団法人設立の備忘録として。

法人設立は、定款の作成、定款の認証、登記の申請の順で行う。

1)定款の作成:理事と監事、代表理事を決め、業務内容の概要を決めて、定款を作成する。定款のサンプルはネットに転がっているものを利用。理事会設置としたので、たしか3名以上の理事が必要。法人の所在地の住所は定款上は○○区まででよく、詳細な住所は登記の段階で決定する。ちなみに、設立時社員は最低で2名以上必要。理事、監事、代表理事のなかから選択すればよいが、実印と印鑑証明が必要。理事も重要だが、設立時社員が実質的な法人のオーナーなので、この人選が重要。

2)定款の認証:作成した定款を公証役場にメールし、事前チェックを受ける。修正指示の来た箇所を修正し、アポイントをとって公証役場に定款3通、設立時社員全員が来れない場合は委任状、印鑑証明を持参。定款はすべてホッチキス止め(本来は袋とじらしい)し、全頁に割印を押印。また、最後のページに印鑑と捨て印を押印。これらを提出し、ぼーっと1時間近く公証役場で待つ。ちなみに、渋谷公証役場では、受付横のソファの争奪戦になるぐらいひっきりなしに人が来る割には座る場所が少ない。で、しびれが切れる頃に名前が呼ばれ、52,500円を納めて定款の原本と謄本を渡されて終了。

3)登記の申請:定款認証から2週間以内に本社所在地の法務局出張所に登記申請。登記にあたり社印を作成するが、大きさ等決められているので、所定の大きさのものをネットで購入。提出すべき書類は、「登記すべき事項」という1枚紙をCD-Rにコピーし、登記申請書と、各理事、監事の3文判の押印してある就任承諾書(代表理事は実印)、代表理事の印鑑証明、本社住所の承諾書(設立時社員の押印)、印鑑登録の申請書などで、それらに収入印紙6万円分を添えて提出。ちなみに、ほぼすべての書類はネット上にサンプルが有るので、それらを使えば簡単。登記手続きは出張所の混み具合にもよるかもしれないが、麻布十番の出張所ではそれほど待たずに15分程度で完了。

今週ここまで終了した。あとは、2週間後の登記完了をもって、法人設立となる。ふい、疲れたなあ。

で、いまのところかかったお金は。。。

認証費用 52,500円
登記費用 60,000円
社印費用 22,800円
--------------------------
合計 135,300円

これ以外に、バーチャルオフィスの初期費用9,800円、月額利用料4,800円、ドメイン利用料が少々かかっているので、全部で15万円かな。それ以外にも、この手続きのために割いた時間を考えると法人作るのはお金がかかるんだなと思う。ちなみに司法書士さんに全部頼むと20万円は軽く超えるので、コストはある程度は抑えられたと思う。

ちなみに、オンライン登記も可能なようだが、ウィンドウズでしかできなさそうだし、なんだか複雑そうなのでトライしなかった。オンラインだと登記の印紙代6万円がいらなくなるのかもしれなかったが、確証はなかったしあの使いにくそうなソフトで苦しむぐらいだったらお金を払ってとっとと手続きした方がお得だと感じた。

さて、この15万円をどぶに捨てないように、仕事がとれるといいなー。

No comments:

Post a Comment